ザックは軽さにこだわらない。
山歩きをしているうちに装備が必ず増えていくため、日帰りトレッキングでもザックは30Lほどの少し大きめを選びましょう。
選び方のポイントは、まず骨盤の左右の出っ張りの上で締めるヒップベルトがあること。これにより肩と腰に重さを分散できます。
また、カタチが自分に合っているかはショルダーベルトで調べられます。ベルトとザックが接合する部分が、肩甲骨の上側の高さに来ればOKです。
ザックを選ぶときは軽さだけにこだわらないことも重要です。荷物を入れて担いだ時にカタチが変わってしまうようでは必要以上の重さを感じます。多少重くてもしっかりした構造のものを選びましょう。もちろん多形は人によって異なるので、実際に荷物を入れて担いでみて選んでみましょう。
正しく背負うと、疲れにくい
ザックはしっかりと手順を踏んで背負うことが重要です。いいかげんにやってしまうと、どんな良いザックでも荷重が分散されず、つらい思いをする羽目になります。ポイントはヒップベルトの位置、ショルダーベルトの締め具合、背中とのフィッティングです。現場でいきなりではなく、何度か練習しておくのがよいでしょう。
ザックの背負い方
1.
全てのベルトを緩めて背負います。まず、ヒップベルトを骨盤の上に乗せるようにしてバックルを留めてから、しっかりと締めます。
2.
ショルダーベルトを占めます。この時あまり締め付けないよう気をつけてください。背中とザックの間に、少しだけ隙間が開いているぐらいにします。
3.
ショルダーベルトの上部ベルトを引き、ザックを身体に寄せていきます。すると、荷物が軽くなったように感じるはずです。
4.
肩甲骨とザックの間に隙間がないように正しくフィッティングします。そうすることで同じ重さの重量を背負っても疲れ方が全然違ってきます。