ビバークとは、いわゆる山の中で過ごす野宿のことです。
予め決まっていた野宿の場合はもちろんのこと、
時には天候不良や体調不良によって動けなくなってしまった場合など、
やむを得ずビバークをする場合もあります。
通常のトレッキングを楽しむ程度であれば、
ビバークをしなければいけないケースに遭遇する可能性は低いですが、
険しい山を登る場合や、長時間かけて山を上り下りする場合は、
そのような場面に出くわすこともあるかもしれません。
今日はそのようなケースに備えて、
ビバークをする上で最低限知っておかなければいけないことを解説します。
ビバークをする際に必要なもの
ビバークを行う際に必要なアイテムは、ツェルトと呼ばれる簡易式のテントになります。
ツェルトはビバークテントとも呼ばれ、軽くて防水加工のしてある袋状のシートとなっており、
通常のテントと比較して快適ではないものの、雨風を防げる最低限の設備として使われます。
重さは300グラム程度で非常に軽いため、
常にザックに入れておくといざというとき安心でしょう。
ツェルトの使い方
ポールや傘などと組み合わせてテントとして使うこともできますが、
このツェルトの場合は、頭から被って端を足元に入れ、飛んでいかないようにするだけでもOKです。
あくまで簡易式テントなので、雨風が防げて飛ばされないようにすることさえ達成できれば、
わざわざテントのように設営する必要はありません。
あとは、中に空のザックなどを敷いたり、マットを敷いたりして眠れるような環境を整えられれば完成です。
まとめ
ビバークは頭ではわかっていても、どうすれば少しでも快適になるかは実際にやってみないとわかりません。
一度、自分で山に行った際、擬似ビバークをしてみて、必要なものを自分なりに考えてみるといいでしょう。